ものを食べる時の擬音
モグモグパクパクという競争馬がいる。
JRAのホームページによると「よく食べている」という命名の意図の見えない馬名由来が出てくるが、
そんな扱いにも負けずに既に5勝もしている実力馬である。
この例にも漏れず、本来「食べる」という行為を表現する言葉は「モグモグ」や「パクパク」であったはずだ。
ところが近年では「ハムッ」や「ムギュ」といったやや凝った表現が
グルメ漫画の流行りとともに隆盛を極めている。
個人的に好きじゃないのが、
「文章だと読んでもらえないから漫画にしてみました」みたいな食レポ漫画で、
これらの漫画には上述した擬音が多用されていることが多い。
大した中身もないのに凝った擬音ばかり前面に出てこられるとどこか下品さを感じてしまう。
漫画の中身あってこその擬音だ。
競走馬にも洗練された馬名の割に未勝利で終わるものもいれば、
5勝もしているモグモグパクパクもいる。
おもしろい漫画であれば、擬音に頼らずにモグモグパクパクでもおもしろいはずだ。
そんなことを思うお盆初日でした。
がっかりさせるコロッケ
コロッケというものは、衣に包まれているが故に、期待してかじってみるとがっかりすることの多い料理でもあります。
以下に人をがっかりさせるコロッケを示しますので、各自参照ください。
・かぼちゃコロッケ
初めに断っておきたいのですが、
僕はかぼちゃがそれなりに好きで、スーパーになめらかプリンとプッチンプリンが陳列されていたら、かぼちゃプリンに思いを馳せながらどちらも買わずに帰るくらい好きです。
そうは言うもののやはり、塩コショウの効いたひき肉入りじゃがいもコロッケを期待している身からすると、甘くてホクホクのかぼちゃコロッケはあまりにも落差が激しく、気持ちの整理に時間がかかる一品ではあります。
・コーン入りコロッケ
弁当等で良く見かける案件ですが、コロッケに入っているコーンは貧相なものが多く、それでいてその繊維質が妙な存在感だけは発揮してきます。
コーンそのものはまずくはないが、いるべき場所がここではない。そんな気がしてしまうのです。
関係ないのですが、最近のドラマもコーン入りコロッケみたいなものが多いですね。
以上、よろしくお願いいたします。